鶏卵の年初の取引は、昨年よりも3割高でスタートしている。
年初の取引は年末年始の在庫が一斉に市場に流れるため大幅に値下がりするのが通例だが、今年の年初の値下がり幅は例年よりも小幅だった。
円安により飼料代が上がっていることや昨夏の猛暑による産卵率の低下などにより、今後も鶏卵の価格は高値で推移しそうだ。
心配になってくるのがイフジ産業の業績である。
同社は鶏卵を加工した液卵の販売が主力であり、原材料である鶏卵価格の上昇の影響は大きいはずである。
液卵の数量は拡大傾向にあるようだが、販売する液卵の価格に転嫁できないでいると苦しくなるだろう。
同社は業績安定度と配当利回りともに優秀で、年2回の株主優待で「たまごギフト券」がもらえる。
スーパーでも卵が高いだけに、「たまごギフト券」は嬉しい限りだ。
イフジ産業には、上手く価格転嫁をしてもらい、今後も安定した業績を続けてほしい。
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