2014年1月8日水曜日

システナ株が急騰した理由

本日は、めかぶが保有するシステナの株価が急騰している。

最近はSEやプログラマーの採用市場が活発な様子で、システム開発の景況感の良さを感じていた。
中でもシステナ株は、財務の安定度が高く、しっかり黒字が続いている上に、配当利回りが高いため、長らくホールドしていた。

このような背景の中、昨日、Google Apps for Business導入企業向けにスマートフォン連携機能を強化したグループウェアサービス「cloud step」シリーズの機能強化版がスタートしたとのIRが出て、注目度が高まったようだ。

新OSタイゼン関連としても注目度が高く、今後が楽しみな銘柄だ。

2014年1月6日月曜日

先物が売られると、なぜ日経平均は下がるか

日経平均の下落している時に、「先物に大口の売りが入ったため」という表現が出てくることは多い。

先物とは、「未来の決められた日」に、「現在において決定した価格」で取引を行うことができる商品だ。

なぜ、将来の取引に係る商品であるのに、日経平均先物が売られると日経平均が下がるのだろうか。
それは、現物と先物との間には以下の等式が成り立っているためである。

先物の理論価格=現物の価格+金利相当額-配当相当額

上記の等式を成り立たせるため、マーケットでは常に裁定取引が入っている。

このため、日経平均先物が売られると、上記の等式を成り立たせるために、現物売りの裁定取引が入り、日経平均は下落することになる。

逆に、現物株が買われて日経平均が上がれば、日経平均先物を買う裁定取引が入り、日経平均先物は上昇する。

両者はどちらが先と決まっているわけではなく、裁定取引が完全に行われていれば、常に連動する関係にある。

大発会が下落スタートとなった要因

本年の日経平均については、昨年に引き続き強気な見方が主流だが、大発会は大幅な下落からのスタートとなった。

午前10時30分現在では、300円以上の下落となり、16,000円を割っている。

めかぶの保有する中小型株中心のポートフォリオはプラスで推移しているため、大型株中心に売られているようだ。
また、日経平均先物に大口の売りが出ているようなので、日経平均に組み込まれている銘柄は下落しているだろう。

下落の要因は主に
①年末年始の休暇中の海外市場が弱い動きだったこと
②為替相場が円高に振れたこと
の2点のようである。

今年も波乱の相場になる予兆だろう。

2014年1月4日土曜日

NISA効果で潤う人材派遣会社

何かと注目度の高いNISAだが、その恩恵は意外なところにもありそうだ。

NISAの注目度は株式市場の活況によりさらに高まり、各証券会社の口座獲得競争は激化している。
口座獲得のため各証券会社は、
野村証券・・・女性のみの専門チームで初心者向けセミナーなどを企画
大和証券・・・NISA専用の投信を新たに設定
SMBC日興証券・・・顧客の希望する銘柄の株式を、株式数ではなく「10万円分」「60万円分」などのように金額を指定して購入できる
などの対策を行っているようだ。

このNISA口座獲得競争に関連して、営業人員の確保のため、人材派遣会社が潤っているようだ。
人材派遣会社では、NISA口座獲得競争の求人をはじめ、マンションや戸建て住宅の販売に関する求人、自動車部品メーカーの求人、携帯電話部品メーカ-の求人などが好調で、業績も絶好調となっている。

長年保有していたトラストテック株式も一部に指定替えとなった効果も含めて、大きく上昇してくれた。

当面の間は人手不足により、人材派遣会社の業績が底堅く推移するのではないだろうか。

2014年の日本株市場のポイント

2014年の日本株式市場のポイントは、以下の項目と考える。

(1)上昇要因
①NISAのスタートにより、個人投資家の増加が見込まれること
②個人投資家が増えることで、株主優待銘柄、新興市場銘柄、中小型株の上昇が見込まれること
③外国人投資家が日本株を買い越し基調であること
④アベノミクス効果の継続が見込まれること
⑤円安の進行が見込まれること

(2)下落要因
①米国の金融緩和縮小の可能性
②米国の債務上限問題
③中国のバブル崩壊の可能性
④欧州の債務問題の再燃の可能性
⑤消費税増税による景気悪化

上昇要因の中では⑤の円安の進行が続けば、最も株価上昇に与えるインパクトが大きいと考える。但し、この場合、輸出株と輸入株で明暗が分かれるだろうから注意が必要だろう。

下落要因の中では、③中国バブル問題④欧州債務問題が爆発すれば、一気に暴落の恐れがある。①、②、⑤は既に見込まれているとはいえ、株価のトレンドに大きな影響を及ぼしてくるだろう。

NISA口座は株主優待銘柄で生かせ

前回NISA口座のメリットとデメリットについて述べた。
http://tsurezure-economy.blogspot.jp/2014/01/blog-post_4.html

NISA口座にはデメリットもあり、大口の投資家や短期売買の投資家にとってはあまり意味がない。

NISA口座のメリットを生かすには、株主優待目的の長期投資が向いている。

そもそもNISAは毎年100万円までの投資上限額があるため、あっというまに枠を使い切ってしまうような短期売買には向いておらず、長期保有が前提となる。
そして、非課税の対象には譲渡益だけでなく配当も含まれているため、株主優待目的で長期保有している銘柄の配当金も非課税になる。

株主優待を狙って長期保有ができる銘柄を探し、なかでも通常の配当利回りも高い銘柄をNISA口座で保有するとメリットが出やすいだろう。

但し、長期保有を前提とするからには、株主優待などでの利回りだけではなく、業績の安定度や財務の安定性を見極めることが必須である。

NISA口座のメリットとデメリット

NISAが騒がれ出してから暫く経つが、今更ながらにNISAのメリットとデメリットを検討してみたい。

(1)NISAの概要
①NISA口座で取得をした上場株式等の配当や譲渡益が非課税となる。
②2014年から2023年までの10年間、毎年、非課税管理勘定が設定できる。
③非課税となる期間は最長5年間である。
④非課税となる投資額の上限は毎年100万円までである。
⑤NISA口座で生じた売却損はないものとみなされ、他の口座との損益通算や損失繰越ができない。

(2)NISAのメリット
①NISA口座で取得をした上場株式等の配当や譲渡益が非課税となる。
⇒上場株式等の譲渡所得及び配当所得に設けられていた軽減税率が2014年1月から廃止され、本則の20%の税率に戻る。このような増税の環境下で、一部とはいえ非課税での株式取引ができるのは大きい。

(3)NISAのデメリット
①NISA口座で生じた売却損はないものとみなされ、他の口座との損益通算や損失繰越ができない。
⇒NISAのメリットは、NISA口座内で利益が出なければ発揮されない上に、NISA口座以内で損失が出た場合には通常の証券口座よりも不利になる。
損益通算ができないデメリットは勿論のこと、損失繰越ができないデメリットも長期的な観点で見れば大きなデメリットとなりうる。

(4)毎年100万円の上限の考え方
2014年2月に株式Aを40万円で取得、6月に株式Bを30万円で取得したとする。
非課税投資枠の残りは100万円-40万円-30万円=30万円である。
この後株式Aを9月に50万円で売却したとしても、株式Aの投資額40万円を再利用はできず、2014年中の非課税投資枠は30万円のままである。
なお残った投資枠を翌年に繰り越すこともできない。

(5)有利なケースと不利なケースのシュミレーション

      NISA口座 特定口座
ケース1 +20万円 +50万円
ケース2 +20万円 △50万円
ケース3 △20万円 +50万円
ケース4 △20万円 △50万円

NISA開設が有利なケース⇒ケース1、ケース2
NISA開設が不利なケース⇒ケース3、ケース4

(6)めかぶの考え
NISAはしっかりと長期投資に使えば有利に働く可能性が高いと思うが、税金のことを考えながら取引をしなければならなくなる点、複数の口座を考えなくてはならなくなる点、など面倒な点も多いと思う。