2013年7月22日月曜日

参院選の一人区で民主党が全敗。良識の府の存在意義はあるか。

今回の参議院選挙では、全部で31選挙区が該当し主戦場となる「1人区」において、自民党が岩手と沖縄を除く29選挙区で勝利し、民主党は「1人区」のうち19選挙区で公認候補を擁立したものの全敗した。
民主党の1人区全敗は12年ぶりとのことだ。

この状況はもはや、候補者の経験、知識、能力によって勝敗が決まっておらず、所属する政党に吹く風によって勝敗が決しているといえる状況だろう。
結果があまりに偏りすぎている。

ねじれ国会が解消することは歓迎すべきことだと思うが、単に意思決定のスムーズさを重視するのであれば、参議院はそもそも不要だと思う。
参議院の存在意義は経験豊富な議員による自由な議論にあるはずであり、だからこそ良識の府と呼ばれてきた。

参議院を良識の府と呼び存在意義を見出すのであれば、所属政党だけで決着をつけるのではなく、候補者一人ひとりの経験、知識、能力を国民が選別して、必要な議員を当選させる必要があるのではないだろうか。
このような結果が続くと、参議院はいらないという議論に拍車がかかりそうだ。

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