2013年5月30日木曜日

NTTグループが確定拠出型企業年金導入か

NTTグループが確定拠出型企業年金を労働組合に提案したことがわかった。

企業年金には、確定給付型と確定拠出型がある。

確定給付型は、「給付が確定」しており、運用成果に関わらず受給者は一定の年金を受け取れる。一方で、企業側は運用が失敗した時のリスクを負担し、損失が出た場合には穴埋めを求められる。
確定拠出型は、「拠出が確定」しており、企業が毎月積み立てる額が一定で、運用成果によって受給者が受け取れる額が決まる。企業側は運用が失敗したときのリスクを負う必要がない。

よって確定給付型は企業責任の年金、確定拠出型は従業員責任の年金といえるだろう。

日本では従来は確定給付型が圧倒的に多かったが、例によってアメリカから自己責任の確定拠出型(401k)が輸入されるような形になった。
アメリカでは401kと呼ばれるため、確定拠出型には日本版401kという呼び名もある。

アベノミクスの波に乗ってさらに確定拠出型に移行する企業が増えるかもしれない。
従業員としてはリスクが増える半面、運用成果によっては果実が得られ、またマーケットの勉強ができるという意味で、良い面がある。

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