リコール隠し問題以降厳しい状況が続いていた三菱自動車だが、最近の業績は平成24年3月期の当期純利益が23,928百万円、平成25年3月期の当期純利益が37,978百万円、と黒字を確保している。
しかし、厳しかった時期の累積損失(繰越利益剰余金△924,638百万円)が依然としてあったため、資本金と資本準備金を取り崩して繰越利益剰余金に充当し、欠損填補をすることを平成25年5月24日に発表した。
これにより同社の繰越利益剰余金はゼロとなり、今後は復配も視野に入ることになった。
また、苦しかった時期に発行した優先株の処理のため、新株発行による資本増強の余地を拡大している。
今後の財務戦略に注目が集まりそうだ。
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