2013年6月10日、S&Pが米国格付けを「AA+」「安定的」に引き上げたことで、ドル円が上昇した。
2011年8月にS&Pは米国格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」としていたが、今回は格付け見通しを「安定的」に引き上げたことになる。
理由は「財政の崖」に代表される財政問題に一定の目処がついたからだ。
政府債務は対GDP比が重要であるが、最近の好調な米経済指標を鑑みると、暫くは政府債務の対GDP比は84%程度で安定し、モラトリアムを得られるようだ。
財政問題そのものが解決したわけではないが、米国経済が回復軌道に乗ってきていると格付会社も判断した模様だ。
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