イフジ産業株式会社は、製パン・製菓用の液卵・冷凍卵が主力で、卵の加工を行っている会社。
即席麺用の調味料も手掛ける。
2013年3月の株主優待は年2回、3月と9月に権利確定するたまごギフト券(1枚100円)。
全国の主なスーパー・百貨店で利用可能だ。
100株以上保有で3枚、1000株以上保有で12枚が贈られる。
最近の業績の動向は以下の通り。
(単位:百万円) 売上高 経常利益 当期純利益
平成24年3月期 10,807 817 433
平成25年3月期 10,657 825 532
平成26年3月期予想 11,179 864 510
業績は安定しているが、卵の相場変動により影響を受ける。
鶏卵の相場が上昇すると売上・仕入ともに増加する。
鶏卵の相場が下落すると売上・仕入ともに減少する。
現在のところは上手く差益を確保する努力が奏功しているようだ。
主な報告セグメントの状況は以下の通り。
<平成24年3月期>
(単位:百万円) 外部売上 セグメント利益 セグメント資産
鶏卵関連事業 9,516 675 7,094
調味料関連事業 1,272 123 998
<平成25年3月期>
(単位:百万円) 外部売上 セグメント利益 セグメント資産
鶏卵関連事業 9,493 686 7,027
調味料関連事業 1,143 90 928
セグメント別に見ても、両事業が安定して利益をあげている。
以上から、株主優待の継続性は高いといえそうだ。
一株当たり配当金の推移は以下の通り。
平成24年3月期 年間22円
平成25年3月期 年間25円
平成26年3月期予想 年間16円
平成26年3月期の配当予想が減少しているのは、1株を1.5株に分割することが決定しているためである。
この分割の影響があるため、実質的な減配とはならない。
分割の影響も考慮すると、2013年6月11日の終値764円に対する配当利回りは3.1%程度となる。
これに加えて株主優待があるため、安定的かつ利回りは良好の銘柄と言える。
注意点をあげるとすれば、鶏卵相場の動向だろう。
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