日経新聞によれば、ホンダが新型セダン「アコード」の販売に合わせ、200万円以上の高価格車を中心に販売する認定店を2015年までに全体の1割程度とする意向だ。
来年発売予定の高級車「レジェンド」などのためでもある。
認定店になるためには、試乗車の設置スペースの大きさなどの条件を満たすことが必要で、ホンダ系の販売会社は店舗改装費用として総額1000億円規模を投じる見通し。
ホンダの2輪事業と4輪事業の販売台数の推移を見ておこう。
<2輪事業の連結売上台数>
(単位:千台) 2011年度 2012年度
日本 220 217
北米 200 250
欧州 198 179
アジア 6001 7051
その他 2031 1813
合計 8650 9510
<4輪事業の連結売上台数>
(単位:千台) 2011年度 2012年度
日本 580 685
北米 1323 1731
欧州 158 171
アジア 219 523
その他 202 298
合計 2482 3408
2輪事業・4輪事業ともに北米とアジアの伸びが大きい。
2輪事業は北米・アジア以外の地域が減少している。
一方、4輪事業は全地域が増加している。
国内については、2輪販売は頭打ちとなっているが、4輪が伸びている。
今後は国内の高級車市場を狙ってゆくのは妥当な判断だろう。
今までのホンダの国内販売は、軽自動車や低価格の小型車が全体の約8割であった。
認定店の活躍で高級車の販売が伸びるかどうか、見どころである。
0 件のコメント:
コメントを投稿