2013年6月9日日曜日

株主優待銘柄レビュー(シダックス)

シダックス株式会社はカラオケで有名だが、給食事業も手掛けている。
同社は株主優待が魅力の銘柄だ。

シダックスの株主優待は、2013年3月(年1回)に権利確定分で、
100株以上⇒レストランカラオケ割引券525円×5枚=2,625円
500株以上⇒レストランカラオケ割引券525円×25枚=13,125円
と充実している。

以前はより優待金額が高額であったが、ルーム料金のみで飲食には使えないという優待券であった。
現在は優待金額が少額になったものの、飲食にも使えるようになった。

2013年6月7日の終値は450円であり、100株の購入で45,000円、500株の購入で225,000円とさほど単元株の購入代金は高くない。
株主優待利回りだけで6%近く、普通配当と株主優待を合わせたリターンはかなりのものだ。

最近の業績動向は以下の通り。

(単位:百万円)     売上高  経常利益 当期純利益 自己資本比率
平成24年3月期     188,244   4,853     781      22.7%
平成25年3月期     186,185   5,253    2,658      26.7%
平成26年3月期予想  192,000   5,300    2,000

最近の業績動向は安定しているが、自己資本比率は30%を割っており、安全性が高いとは言えない。
一般的に財務安全性が高いと言われる自己資本比率の目安は50%である。

最近のキャッシュ・フローの動向は以下の通り。
(単位:百万円)  営業CF  投資CF  財務CF
平成24年3月期  13,416   △2,225  △10,474
平成25年3月期  10,104   △1,384  △6,036

営業CFが良好であり、有利子負債の返済が進んでいる。
このペースを保っていれば、財務上の問題が顕在化することはないだろう。

残りの有利子負債の主なものは以下の通り。
1年内返済の長期借入金 12,847百万円
長期借入金 15,147百万円
社債(長期) 2,260百万円

現在の営業CFを保っていれば、財務上の問題が顕在化はせず、当面の間は株主優待に被害が及ぶこともないように思う。

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